7/10 耐久レース無事に終わりました。
お客様っ先日7/10日に開催されたSUGOミニバイク6時間耐久レースにモプロ仙台レーシングチームも参加してきました。
例年だと参加台数は140チームにものぼるイベントですが、今年は震災の影響で参加チーム数も極端に少なく、開催が危ぶまれたところでした。
地元チームがほとんど参加を見送ったなか、我がモトプロ仙台も少なからず震災の影響があり、参加を見送るかどうか悩みましたが、こんな時期だからこそ被災地である地元チームこそ参加して、業界全体を盛り上げたい..みんなに少しでも元気になってもらいたい..チーム員からも「モトプロ仙台の底力を見せてやるべ!」との決意の元に参加してきました。
例によって優秀なメカニックと卓越した能力のライダーばかり?を揃えるモトプロチームのセッティングは、ぶっつけ本番ともいえる開催日前日からでOKです(汗)
マシンはKTMレッドブル仕様に塗られたNSF100、各所に手前味噌ながらのスペシャル仕様が施されています(内容はマネされるのでヒ・ミ・ツ..笑
排気量が小さいが故に、ちょっとしたセッティングの変更で、タイムが3秒ぐらい違ってくるからおもしろい..ライダーは「もっと速くして!」「このジャダーなんとかして!」とタイムを求め..メカニックは「6時間持たせるためには..」って耐久性も考えてるようだし..ライダーの性格診断も必要だそうで..精神科医並の分析をしながら煮詰めてるようです..。
< 決勝当日!天気は快晴..気温もぐんぐん上がりそう..車検やそして装備点検も終了し、ライダースミーティ
ング..走行ルールや特別ルールなどの確認。平塚選手と江口選手が真剣に聞きながらメラメラと闘志を燃やし
てます。
今年の特殊なルールは.. ★<ライダーやピットクルー以外でもそのチーム関係者がアルコールを飲んだものは発覚した時点でチーム失格とする!>(笑)だそうです。<怪しい顔の者はアルコール検知器で検査します>..とのアナウンス..もちろん、よい子のモトプロチームにとっては痛くもかゆくもないルール..(滝汗)..
だれだ?「元気がでない..」なんて始まる前からうなだれてるヤツは?!(怒)
本日決勝日、予選アタック前の決起集会!現場の監督、メカニック、ライダーが集められ、抱負が述べられます。みんな緊張した面持ちで、気合いを入れ直します。 いよいよ予選アタック開始。参加64チーム、タイム順でグリッドが争われ、スタートは前後32チームずつに分かれて分離スタートするため、前のグループでスタートしたほうが有利です。
予選専用の快速仕様のセッティングを施し、平塚選手が予選に挑みます。
予選タイムとグリッド位置..マシンの状態が気になります。 モトプロチームのスタートライダーは江口選手。いつになくニコニコ顔してな~い?あり得ない笑顔が、3時間後には、あり得ない不運に見舞われることも知らずに..
八ツ田メカニック兼現場監督と第2ライダーは期待の平塚選手。慣れないマシンも乗りこなし、コンスタントにタイムを刻みます。
スターティンググリッドでは、おのおの感じてる空気がちがうようで..
スタートはルマン式!
いよいよ6時間の長い戦いが始まります。スタート期間の秒読み中、ピットにも緊張が走ります。 第1ライダーの江口選手..淡々と1時間あまりの周回を重ねていきます。 スタートして1時間経過..
第2ライダーの平塚選手と交代のためピットイン。平塚選手がスタートして行きま
す。 平塚選手(右上)自己ベストタイム付近の連発で、ただいま22番手あたりまで順位をあげてきています..
このまま2時間ぐらい走っててもらうと楽なんだけど.. (ピットでは..「平塚さん..飛ばしすぎ..汗..」)
第3ライダー福田選手..いつものように他チームのエンジントラブル誘発作戦(どんな?)..転倒にも巻き込まれることもなく..キッチリ1時間をそつなく乗りこなしますた..順位は18番手あたりまで上がってしまっちゃった(笑)残り3時間で、第1ライダーの江口選手と交代..「どっこらしょっと..」
ライダー交代の直後..雷鳴が轟き..突然のどしゃ降り雨..みるみるうちにコース上は川となり、ピット内も水浸し..コース上にはマーシャルカーが入って、スローで周回を重ねていきます。いっぽうピットでは、突然の大雨で資材や工具がびしょ濡れ..(すいません..大慌てだったので、証拠写真がない..) ピットロードも川のような状態..コース上では、あいかわらず、どしゃ降り雨の中マーシャルカーの先導で周回を重ねていきます..ところがどっこい..雨にも負けず..の、はずだった江口選手が突然のピットイン..「うちのマシン..川こぎ仕様にしてない」 エンジンストップしなかっただけでもボロ儲け..と思いましょう。 水抜き作業に大わらわ...このままコースに出しても、またストップしちゃう..川の水かさが下がるまでピットインしたままで待機.. やっとコースに復帰するも..順位は33番手まで大きく後退してしまいました。不運の雨男..江口選手..拷問とも思える土砂降りの中、ご苦労さまでした。残り1時間半あまり..しかしながら、ライダー、ピット一丸となって猛追が始まります。フィニッシュしてみれば、総合22位、クラス10位の結果になりました。
みんなに迎えられてゴール..いや~この瞬間が一番いいんだよね。
長かった6時間耐久を終えてチームオーナーから締めのお言葉..笑って終了です..よかった、よかった・・
★★★★★★★★★★
レース中の合間に、関東あたりの他チームの人達が何人も声をかけにきてくれました。「あの地震のあと、モトプロチームのことが気になっていたんだ..」と。「エントリーリストに今年も名前があって..安心しました..」って。 SUGOから帰って行く時にも「来年もまたやりましょうね!」って声をかけてくれた人達がたくさんいました。言葉少ないながらも、優しい心遣いに..なんだか、うれしくて、涙があふれました。 この災害が私たちに与えた悲しみや痛みを決して忘れることはないでしょう。町が壊滅していった姿を目の当りにした時、誰もがなにかをぜずにはいられない気持ちでいっぱいでした。自分はいったい何ができるのか、皆が自問自答していました。 これから先、事態の収束や復興に向けて、皆が前を向いて進んでいかねばなりませんが、長く困難な道の途中でも「あの時の思い」を持ち続け、それを共有できたなら、強く気持ちを支えてくれるのではないか。時が移ろうにつれ、目的や展望に自信が持てなくなる時にも「あの時の思い」がなにかの手助けになってくれるのではと願います。 今年も参加して、ほんとによかったです。チームも、よりいっそうの絆が深まったことでしょう。応援にきてくださった多くのみなさん、サポートしてくださったみなさん、ありがとうございました。この日SUGOに来てくださった方々、ひとりひとり元気になれたように思います。★★★★★★★★★★
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